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HTML形式のメールはやめましょう

一時減りかけて、絶滅寸前かと思われたHTML メールが、昨年途中あたりからまた増えてきました。いただくメールのヘッダのX-Mailerを見ると、ことごとくMicrosoft Outlook Express 6.00です。本当にもう、いいかげんにしてくれと言いたくなります。要するに、Windows XPの新規ユーザか、買い換えユーザーの方達でしょう。

いただくメールにケチをつけるようで申し訳ないのですが、私にとっては普通のTEXT形式でなく、 HTML形式でメールを受信するのは迷惑以外の何ものでもありません。私が普段使っているメールソフトは、HTML形式のメールでもテキスト部分しか表示しません。どこかのソフトのように勝手にHTMLを開いてプレビュー表示したりはしません。まして、こちらの方でブラウザで表示させるような危険で面倒なこともしません。ですから、HTML形式のメールは、ただ容量が通常のメールの4〜5倍になるだけの話です。

私は、複数のメーリング・リストに参加していることもあって、一日に百通を越えるメールを受信します。今は、まがいなりにも常時接続のブロード・バンドでつながっていますから、まだマシですが、少し前のようにダイアルアップ接続の環境で、これがすべてHTML形式のメールだとするとゾッとします。

今は、パソコンを買うと有料のサービスでインターネットの接続やメールのアカウント設定まで業者の方がやってくれるようです。多くの方は、その環境をそのまま使って利用しているのでしょう。ですから、最低限のインターネットの仕組みやその中で培われたルールといったものを意識することなく利用されるのでしょう。私が、インターネットに接続した頃は、たいていの人は、雑誌やプロバイダーのカタログを手に自分でつなぎました。そうした冊子には、メールはテキストで、添付ファイルを送る場合は、相手がそれを開くことが出来るか確認して了承を得てからと必ず書かれていました。いくら批判されても、そうした初期設定のソフトをバンドルし続ける会社が悪いのですが、インターネットや電子メールを利用するに当たっては、最低限のマナーとかルールがあると自覚して頂きたいと思います。

繰り返すと、
HTML形式のメールはウイルスの温床であり、多くの受信者にとり迷惑です。
Windows 付属のメールソフト・Outlook Express は初期設定でHTMLメールを送信します。設定を変更しましょう。

設定変更の仕方は、Outlook Expressを起動させ、上部のツール・バーから
ツールオプション送信と開いて
メールの送信形式で、
テキスト形式にチェックを入れます。
以上です。

私は、友人同士の間で、壁紙を張ったり、フォント装飾をしたりといったHTML形式のメールをやり取りして、お楽しみになる事を否定しません。相応のリスクと、インターネットのリソースに対する負担の自覚さえあれば、それはそれで一つの利用方法だと思います。ただ、頂くHTML形式のメールの大半は、別にそうした装飾を施したものではありません。中身は普通のテキスト・データです。Outlook Expressの初期設定のまま利用しているだけなのでしょう。それならば、わざわざ、4〜5倍の容量になり、ウイルスの温床となるHTML形式でメールを送信する必要はありません。是非、上に書いたやり方で設定の変更をして下さい。新規メールの作成時に送信の形式を替えることも出来たはずです。特定のお友だちに、HTML形式のメールを出す時には、そうすれば良いでしょう。

2003年7月18日、パソコン日誌に掲載。

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